ザ・ウィークエンド、アニッタとのコラボ「Sao Paulo」MV公開
ザ・ウィークエンドとアニッタのコラボ曲「São Paulo」がついにリリースされた。 この新曲はミュージック・ビデオと共に公開され、予告編でほのめかされていたように、アニッタが大きなお腹で登場する。MVでは、アニッタの“妊娠中”のお腹がザ・ウィークエンドのパートを歌っており、おへその部分に唇が現れるというユニークな演出がされている。最後に“Phantasm”という文字が点滅するが、何を指すのかは不明だ。 ザ・ウィークエンド(本名エイベル・テスファイ)は以前、ビルボード・ブラジルのカバー・ストーリーで、頻繁にコラボレーションしているマイク・ディーンが、昨年10月に【アフター・アワーズ・ティル・ドーン・ツアー】でサンパウロにて行った2夜公演のためにアニッタにボーカルを依頼したと明かしていた。この際、ザ・ウィークエンドは、「彼女が送ってくれたものが本当に素晴らしかったので、曲を作ることにしました」と語っていた。 2人は、現地時間9月7日にブラジル・サンパウロのエスタディオ・モルンビスで行われ、全世界にライブ配信された特別公演で、「São Paulo」を初披露した。「ただステージで演奏するだけではもったいないと思いました。私たちはこの曲に大きな可能性を感じ、ショーの核となるビートを見つけたのです」とザ・ウィークエンは「São Paulo」について述べていた。 一方アニッタは、ビルボード・ブラジルに対し、「冗談半分でいくつかの歌詞を書いたのですが、それが本当に曲になるとは思いませんでした。突然、完成した曲が届いて驚きました。とても気に入りましたし、とても光栄で嬉しかったです。私はずっと彼と彼の作品の大ファンでした。こんなことが実現するなんて夢にも思っていませんでしたが、今それが現実になりました。約束通り、世界中に少しブラジリアン・ファンクを届けられたら嬉しいです」と喜びを語っていた。 ザ・ウィークエンドはさらに、その後リリースされたプレイボーイ・カルティとのコラボ曲「Dancing With the Flames」や「Timeless」など、次のアルバム『ハリー・アップ・トゥモロー』からの新曲をブラジル公演で初披露していた。「Dancing With the Flames」は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で14位、「Timeless」は3位を記録し、ザ・ウィークエンドにとって19曲目、カルティにとって5曲目のトップ10入りを果たしている。また、ザ・ウィークエンドにとって、Hot 100で初登場曲として最高位となった。