なぜ呼ばれない? 日本代表に招集したかった選手(3)3バックなら慣れていた…。欧州でフル稼働する鉄人
日本代表はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で6日にミャンマー代表と対戦し、11日にはシリア代表と対戦する。久保建英らが順当に名を連ねた一方で、呼ばれなかった有力選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は8日時点の『transfermarkt』を参照。
DF:渡辺剛(わたなべ・つよし) 生年月日:1997年2月5日(27歳) 所属クラブ:ヘント(ベルギー) 2023/24リーグ戦成績:35試合2得点2アシスト 渡辺剛は、サッカー日本代表になかなか定着できずにいるが、今回こそ試してみたかった選手かもしれない。 渡辺は、2022年1月にFC東京からコルトレイクへ移籍すると、ベルギー国内で評価を高め、昨年夏に同国の名門クラブであるヘントにステップアップした。新天地でも絶対的なレギュラーとなり、シーズンを通して活躍している。 空中戦で圧倒的な強さを発揮する渡辺の対人能力の高さに不安はない。ビルドアップの面で冨安健洋や板倉滉、伊藤洋輝といったライバルに見劣りする印象はあるものの、今季のヘントでは速攻の起点となる鋭いフィードを出すシーンもあった。 日本代表は、ミャンマー代表戦で3バックを試した。ヘントの基本システムは3バックで、渡辺にとっては慣れている形だ。なかなか代表で序列を上げることができない渡辺は、慣れ親しんだシステムだったらアピールできたのではないかと悔しく思っているかもしれない。
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