韓国 きょうのニュース(11月11日)
◇医学部増員問題巡る協議体発足 研修医側は参加せず 政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の定員増方針により政府と医療界が対立している問題の解決や医療改革を話し合う与野党、政府、医療界による協議体が発足し、国会で初会合を開いた。ただ、最大野党「共に民主党」や職場を離脱している研修医側が参加せず、協議体の先行きは不透明だ。韓国では医学部の定員増に反発し研修医が職場を離脱するなどの混乱が半年以上続いている。 ◇尹大統領 任期後半は「所得・教育の二極化打開に努力」 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は首席秘書官会議で、「任期後半には所得・教育の不均衡など二極化を打開するため努力しなければならない」と強調した。尹大統領は10日に任期(5年)の折り返しを迎えた。 ◇国防相 ウクライナへの分析団派遣「派兵ではない」 金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官は国会国防委員会で、ウクライナに戦況のモニタリングや分析を行う代表団を派遣することについて、「派兵とは違う」とし、国益のために必要との見解を改めて示した。金氏は「派兵は一定の指揮体系を備えた国軍部隊の派遣を意味する」とし、「そのような指揮体系を備えた部隊ではなく、非武装で向かう。少数の専門家が短期間で行くことになっている」と説明した。 ◇ソウル都心での大規模集会で違法行為 警察が労働組合員6人の逮捕状請求 警察当局は、9日にソウル都心で開かれた大規模な集会で道路を占拠したり警察官に暴力を加えたりしたとして、労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の組合員6人に対する逮捕状を請求した。民主労総は尹政権を批判する集会を開いていた。
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