【動画解説】新たな台風発生へ 週末に関東など接近か 東北はノロノロ台風で長引く大雨 災害に警戒
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台風5号は動きが遅く、東北では長引く大雨による土砂災害などに厳重な警戒が必要です。また、南の海上には台風の卵である熱帯低気圧があり、今後台風まで発達する見込みで、週末にも関東など東日本の太平洋側に近づくおそれがあります。お盆休み中は台風の動きに注意が必要です。
台風5号はきょう12日(月)の午前8時半ごろに、岩手県大船渡市付近に上陸しました。今回、異例なコースでの上陸となりましたが、動きが遅いため、岩手県内では雨量がかなり多くなっている所があります。このあとも台風は速度を上げないため、東北で大雨が長引くことが予想されます。夜には秋田県など日本海側にも活発な雨雲がかかり、風も強まり、荒れた天気となるでしょう。あす13日(火)の正午までに予想される24時間雨量は多い所で、東北で200ミリ、あさっての正午にかけては東北で150ミリとなっています。長丁場の大雨となりますので、土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などに厳重な警戒が必要です。
また、台風はこれだけでは終わりません。台風5号の南には台風6号があり、そのさらに南には台風の卵である熱帯低気圧が2つあります。そのうち、西にある熱帯低気圧がこのあと台風まで発達する見込みで、その後、北上し、週末には関東など東日本の太平洋側に近づくおそれがあります。お盆休みでお出かけされる方も多いと思いますが、今後は台風情報や交通情報に十分ご注意してください。 (気象予報士・多胡安那)