「ベルギーにいる日本人選手は…」STVV伊藤涼太郎、久々先発のヘント戦後に思いを明かす「ゴールを取らない選手は怖くない」
日本人対決はやはり、特別に意識
小久保玲央ブライアン、小川諒也、谷口彰悟、山本理仁、藤田譲瑠、伊藤涼太郎が所属するシント=トロイデン(STVV)は現地時間10月6日、ベルギーリーグ第10節で、ヘントとホームで対戦。24分にオムリ・ガンデルマンに先制点を許すも、68分にアドリアーノ・ベルタッチーニが同点弾を挙げ、1-1で引き分けた。 【画像】まさにスタジアムの華!現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介! この一戦で、監督が交代した7節以降、ベンチスタートが続いていた伊藤涼が久々に先発。ただ、勝利に導く今季2点目は奪えず、試合後のインタビューで悔しさを口にした。 「ゴールに絡みたかったです。90分間そこを狙い続けてやりましたけど、絡めずに悔いが残るゲームでした。攻撃の選手である以上、ゴールを取らない選手は怖くないので、パスだけじゃなくて、もっともっとシュートを打ってゴールに絡める選手にならないといけないと思います」 ヘント側ではシュミット・ダニエル、渡辺剛、伊藤敦樹の日本人3選手がメンバー入り。そのうちシュミットを除く2人が先発し、渡辺はショートコーナーからヘッドで先制点をアシストした。 異国での日本人との対決はやはり、特別に意識する部分があると伊藤涼は言う。 「意識はしますし、やっぱりベルギーにいる日本人選手は改めて良い選手だなと感じました。負けたくない気持ちと、勝ちたかった気持ちがすごく強いですね」 次節は代表ウィークを挟み、勝点22で首位に立つヘンクとのアウェーゲームで、リンブルフダービーでもある。 「次はダービーなので、サポーターの方たちも選手以上の熱気だったり、後押しをしてくれると思うので、僕たちはそこに向けて、しっかりと良い準備をしたいです」 自身初の海外挑戦となったSTVV1年目の昨季は、公式戦37試合で7ゴール4アシストをマーク。2024年の元日に行なわれたタイ戦で日本代表デビューも飾った。 貪欲にゴールを狙う26歳のアタッカーは、ベルギーでより優れた結果を残し、森保ジャパン定着も果たせるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部