ガッカリ…。今季期待ハズレだった欧州日本人(3)ベテランに居場所なし。キャリアワーストの出場数
ヨーロッパ主要リーグの2023/24シーズンが終了した。各地で評価を高めた日本人選手がいる一方で、さまざまな理由から望んでいたような活躍ができず、周囲の期待に応えられなかった選手もいる。今回は、今季十分な働きができなかった日本人選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。
MF:原口元気 生年月日:1991年5月9日(33歳) 所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ) 2023/24リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト 33歳の原口元気は、今季のリーグ戦出場がわずか2試合で、キャリアを通じて最も出場時間が少ないシーズンとなってしまった。 2023年1月にウニオン・ベルリンから同じドイツのシュトゥットガルトに移籍した原口は、すぐにレギュラーに定着したが、同年4月にセバスティアン・ヘーネスが監督に就任すると序列が下がってしまうと、2023/24シーズンに入っても信頼をつかめず、第2節のライプツィヒ戦に途中出場で20分間プレーした後は全く起用されなくなっている。ヘーネス監督のもとでシュトゥットガルトが躍進を続けたことで、原口が入る余地はなくなった。原口に第2節以来の出番が与えられたのは最終節のことで、これもファンに別れのあいさつをするための機会を与えるための途中出場という意味合いが強かった。 原口は冬の移籍市場で他クラブからオファーがあったが、本人の意思で断ったとドイツメディアで報じられていた。これはシュトゥットガルトとの契約を終えてフリーで新天地を探すことが狙いと考えるのが自然だろう。原口が次のシーズンにどんな活躍を見せるか注目したい。
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