大惨敗の石破自民、7日の両院議員懇談会で不満噴出か 「103万円の壁」撤廃…国民民主のマクロ経済政策に期待
他方、選挙直後に行われた日銀の金融政策決定会合では利上げは見送られました。ただ、会合後の植田和男総裁の記者会見で「先々の利上げへの意欲」が示されたことで、円相場は円高方向に振れました。
石破首相はかつて、金融緩和に懐疑的な姿勢を示し、立憲民主党の野田佳彦代表は消費増税を決めた「財政規律派」です。こうしたなか、積極財政で経済を浮揚させようというマクロ経済政策を持つ国民民主党の政策は非常に対照的で目を引きます。
自民党内の積極財政派とも連携し、ぜひ拙速な利上げ、引き締め政策を阻止してもらいたいものです。ミクロ経済を手直しすることも大事ですが、マクロ経済の安定こそ、手取りを増やすことにつながるのではないでしょうか。
■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!Cozy up!」(月~金曜朝6―8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。