「憧れ」やっぱり大谷 センバツ主将座談会 8日組み合わせ抽選
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に出場する32校の主将による懇談会「キャプテントーク」が7日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、交流を深めた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち キャプテントークは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催を見送っていたが、5年ぶりに実施された。 主将への事前アンケートで優勝候補筆頭となったのは明治神宮大会覇者の星稜(石川)の10票で、芦硲(あしさこ)晃太主将(2年)は「秋には日本一になったが、春に勝てる保証は一つもない。チャレンジャーとして戦いたい」と謙虚に語った。2位は大阪桐蔭の4票で、17校が自校を挙げた。 今大会から導入される低反発の新基準の金属バットへの対応について、大会注目の好打者である広陵(広島)の只石貫太主将(2年)は「前のバットでは外野手の頭を越えていた打球が、今は定位置のフライになって飛ばない。投手有利になるので三振しないような攻撃に(チームとして)取り組んでいる」と明かした。注目右腕の報徳学園(兵庫)、間木歩主将(2年)は「変化球が得意なので(バットの)芯を外して打ち取ることを意識している」と話した。 アンケートでは憧れのスポーツ選手についての質問もあり、米大リーグで活躍する大谷翔平選手(ドジャース)が最多の13票だった。敦賀気比(福井)の西口友翔主将(2年)は「みんなが目指す選手で、あのプレッシャーのなかで成績を残せるのがすごい」と語った。 一方、大会の組み合わせ抽選会は8日午前9時から、オーバルホールで出場各校の主将らが出席して行われる。抽選では同一都道府県の出場校は決勝まで、同一地区の出場校は準々決勝まで対戦しないように振り分け、各校の主将がくじを引く。開会式で選手宣誓を行う主将は、組み合わせ決定後に32人全員による抽選で決める。 組み合わせ抽選会の模様は、毎日新聞ニュースサイトなどが運営する大会公式サイト「センバツLIVE!」でインターネット中継される。【村上正】