【若松ボート】外向け発売所「カッパ★ピア」がリニューアルオープン スタンド北西側に移転
快適な空間で幅広いファン層の獲得を図る。若松ボート(北九州市若松区)に併設されている入場無料の外向け発売所「カッパ★ピア」が1日、リニューアルオープンした。約1年半の工事期間を経て、2011年11月に開設した旧施設から移転。2階建ての充実した設備を持つ空間に生まれ変わった。また、5日からは「外向発売所リニューアル記念競走」(6日間開催、ナイター)も争われる。初日ドリーム戦の1号艇は、戸田ダービーでSGデビューを飾ったばかりの永田啓二が務める。
旧施設の3倍の広さ、有料席も充実
快適空間でボートレースを満喫できる。若松ボートの外向け発売所「カッパ★ピア」が、最新設備を備えてスタンドの北西側に移転リニューアルオープンした。総事業費は16億円。鉄骨造の2階建てで、延べ床面積は約2500平方メートルで、旧施設の約3倍に拡大した。
来場者にゆっくりと楽しんでもらうため、2階に有料席と有料個室が新設された。利用料金は終日固定で、有料席のシングルシートは50席(車いす専用2席を含む、1000円)。個室はスタンダードルーム5部屋(2~6人、1500円~4500円)、たたみルーム3部屋(2~4人、1500円~3000円)、スペシャルルーム2部屋(2~4人、2000円~4000円)の計10部屋。家族連れやグループで訪れる際に最適だ。いずれもWi―Fi完備で、投票端末も設置されており、快適にボートレースを楽しめる環境が整っている。
有料席・個室ともに、前日までならボートレース若松公式ウェブサイトから予約が可能。快適な空間を演出しながらも終日固定のリーズナブルな料金設定とすることで、若いファン層にもアピール。また、スペシャルルームはお菓子や焼きたてパン、予想紙の提供など、より充実したサービスを備えており、高額購入者を取り込みたい狙いもある。
1階は投票ホール、小倉競輪の場外車券売り場のサテライト若松を併設。施設内は完全分煙化されており、各フロアに喫煙所を設置。またコンビニエンスストアもあり、利便性の高い施設となっている。 1日の開場に先立ち、施設内で記念式典が行われた。北九州市公営競技局の春日伸一局長は「ファンの皆さまが快適にご利用いただけるよう、最新設備を備えて移転、開設しました。今後も地域に貢献するレース場を目指します」とあいさつ。今後は子供向け遊具施設のモーヴィや、芝生広場のグルーンの新設も予定されている。新規ファンの獲得や地域貢献を目指す計画はまだまだ続く。