サッカーJ3「FC大阪」、コシノジュンコさんデザインの新ユニホーム披露
東大阪市をホームタウンとするサッカーJ3「FC大阪」が11月15日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で2025シーズン公式戦ユニホーム発表記者会見を開いた。(東大阪経済新聞) 【写真】フィールドプレーヤーのユニホームには薄くヒョウ柄が入っている 今季のホーム最終試合を前に行われた2025シーズンユニホーム発表。新ユニホームは、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんがデザインを手がけた。コシノさんがサッカーチームのユニホームデザインを手がけるのは、1995(平成7)年のヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)以来となる。 FC大阪の近藤祐輔社長は「2025年は大阪・関西万博があり、大阪が大いに盛り上がるだろうという年。世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさんに私たちのユニホームをデザインしていただいて、J2の舞台でそのユニホームを披露して勝ち続けていきたいと思っている。すごくかっこいいデザインで、先生からも常々、負けたらかっこ悪いとプレッシャーをかけていただいている。まずは今日の試合に勝利し、しっかり(J2昇格)プレーオフに向けて頑張りたい」と話す。 FC大阪は2026年にクラブ創立30年を迎えることから、フィールドプレーヤーのユニホームは「原点回帰」をテーマにした。1stユニホームは、FC大阪の歴代ユニホームで使っていたサックスとブラックの縦じまからインスパイアされた動きのある縦じまで、縞(しま)がブロックに分かれ、グラデーションをかけることにより、立体的な縦じまとなっている。2ndユニホームは、白とグレーのグラデーションの縦じまで、エンブレムとロゴをゴールドにした。どちらも薄くエンボス加工でヒョウ柄が入っており、「ヒョウのように素早く力強いFC大阪がJ2で勝ち続けることに期待を込めてイメージした」という。 ゴールキーパーのユニホームは、立体感の異なるグラデーションの円が配置されており、トゲのようなスパイクグラフィックを掛け合わせ、敵を寄せ付けない強さと怖さをデザインに落とし込んだという。ユニホームに使用する番号のフォントは今回、オリジナルフォントとして開発した。コシノさんは「三角形の切り込みを入れているのが特徴で、動きとシャープさを演出するロゴを目指して開発した」と話す。 コシノさんは今回、FC大阪のトップチームのユニホームに加え、チアダンスチーム「AQUA」のユニホームデザインも手がけた。コシノさんは「FC大阪、水の都・大阪を象徴したカラーを使い、水が流れるような勢いをカーブで表現した」と話す。 コシノさんは「スポーツは勝負なので、瞬間的判断がとても大切。インパクトがあり、キリッとした勢いがあるということが大切な要素で、それを見てサポーターの方々が燃え上がり、一体化されることも大切。チームカラーをもとに強く見せる演出をした。(ヒョウ柄は)大阪独特のパワーがあると思うので、控えめにきちっと表現した」と話す。 FC大阪は今季37試合を終え、J2昇格プレーオフ出場が決まっている。
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