琉球ゴールデンキングスの支柱ジャック・クーリーが強調するチーム愛「沖縄は僕が求めていたものをすべて与えてくれています」
「リーグ屈指のチームと思われていることに誇りを持っています」
――チームの顔として、クーリー選手は琉球ファンから絶大な支持を受けています。世代を問わずクーリー選手に声援を送る人は多く、子供のファンも目立ちますね。 特に子供の声援は、僕にとって大きな意味を持っています。僕が子供の時、応援している選手がハイファイブ(ハイタッチ)をしてくれてとても興奮したことを覚えています。だからこそ今、子供たちが僕を見て声援を送ってくれている時、「ジャック・クーリーは感じが悪い人だった」とは思われたくないです。 ――ちなみにクーリー選手は、誰のファンでしたか? お気に入りの選手は何度か変わっていますが、子供の頃はデニス・ロッドマンでした。そして、大人になってからはザック・ランドルフです。僕が(NBAの)キングスにいた時のチームメートで彼は本当に素晴らしい人物でした。彼は、僕にとてもよくしてくれたんです。 ――新シーズンへの意気込みをお願いします。 3年連続ファイナルは誇りに思っていますが、一方でそこでは1回しか勝てていないです。だからこそ、もっと成長する必要があります。僕たちがファイナルに進出することはサプライズではないです。昨シーズンは自分たちがリーグで最高のチームだと思って戦ってきましたし、この思いは新シーズンも変わらないです。最後をもう少し良い形で終えないといけないです。 僕がキングスに入った頃、このチームは沖縄以外ではあまりリスペクトされていなかったと思います。でも今、キングスはリーグ屈指のチームと思われていて、そこに誇りを持っています。この状態をキープしていきたいです。 ――ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。 沖縄だけでなく、アウェーも含めてすべての試合で多くのサポートをしてくれたことに感謝しています。ファンの皆さんのエナジーを受けることで、僕も力をより出すことができます。昨シーズンも皆さんのおかげでファイナルに行くことができました。今シーズンも応援をよろしくお願いします。
鈴木栄一