<ルックバック>アマプラで世界独占配信 11月8日から 藤本タツキがコメント 押山清高監督の描き下ろしビジュアルも
同作は、Amazon MGMスタジオが、日本のアニメ製作委員会に参加した初めての作品でもあり、「Prime Video」で日本で劇場公開された劇場版アニメが世界独占配信されるのは、2021年8月に配信された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」以来となる。
Amazon MGMスタジオのインターナショナル・オリジナル責任者、ジェームズ・ファレルさんは「この度はアニメ映画『ルックバック』をPrime Videoから世界に届けることができ、大変光栄です。Amazon MGMスタジオでは、アメリカに続き日本におけるアニメーション企画製作部門を2022年末に立ち上げ、世界が注目する日本のアニメ産業との、革新的でありながら継続的な関係構築を模索してきました。『クリエイターへの賛歌』をテーマの一つに掲げるアニメ映画『ルックバック』製作委員会への参画をもって、その記念すべきスタートを切ることができたことは、各国の優秀なクリエーターたちの作品を世界のお客様へ届けるための『Home for Talent(才能がある人が集まる場所)』をビジョンとして掲げるAmazon MGMスタジオとして、非常に意義深く、喜びを感じています。今後、Amazon MGMスタジオと日本が誇るクリエーターやビジネスパートナーの皆様が互いに刺激しあい、創意工夫する過程を楽しみながら、心に響くアニメ作品を世界に送り届けることを目指します」とコメントを寄せている。
「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。
アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。河合優実さんが藤野、吉田美月喜さんが京本をそれぞれ演じたことも話題になっている。6月28日に公開され、興行収入が20億円、観客動員数が117万人を突破するなど大ヒットしている。