<ルックバック>アマプラで世界独占配信 11月8日から 藤本タツキがコメント 押山清高監督の描き下ろしビジュアルも
「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」(押山清高監督)が、11月8日からAmazonの動画配信サービス「Prime Video」で世界独占配信されることが分かった。配信に向けて押山監督が描き下ろしたビジュアルも公開された。藤野の部屋のベッドで寝ころびながら、藤野の自信作の原稿を最初の読者として京本が読んで驚嘆している様子が描かれている。 【写真特集】口コミで大ヒット「ルックバック」とは? 美しい映像
押山監督は「映画『ルックバック』は、藤本タツキさんの原作マンガが持つ力強い物語に、私自身の視点を加えて映画として描いた作品です。58分という短い映画ですが、多くの方が劇場に何度も足を運んでくださり本当に驚いています。今回の世界配信により、劇場に来られなかった方やさらに多くの方に映画を届けられることをうれしく思います。配信で繰り返しご覧いただけることで、さまざまな視点からじっくりと映画を鑑賞していただけるのではないかと思います。ぜひ、映画の細部に忍ばせたさまざまなイースター・エッグも探してみてください。アニメーション映画が持つ絵の力を通じて、その魅力が少しでも伝わることを願っています」とコメントを寄せている。
原作者の藤本さんは「映画『ルックバック』は企画時、原作をそのまま映像化すると短編になってしまい、オリジナル要素を30~40分入れないと商業的作品として成立しないと言われていました。公開できる劇場がかなり狭まるし、アメリカではそもそも60分弱の映画だと映画館で上映できないかららしいです。それを現在の形のまま、このクオリティーで公開できたのは押山清高監督の判断のおかげです。僕がマンガ版で拙くてできなかった、伝わりづらかった表現が映画では分かりやすく、より生き生きとなっていたのには本当に驚きました。あと、haruka nakamuraさんの劇伴も、もうこれしか考えられないくらい合っています。お二人のおかげです。ありがとうございました! 劇場に足を運んでくれた人たちもありがとうございました! Prime Videoで見る人もすごいアニメーションなので、できるだけ大きい画面で見てほしいです! よろしくお願いいたします!」と話している。