「人生を豊かにする」には?「新しいアイデア発想力・創造力」を鍛えるには?VISITS Technologies株式会社 CEO/Founder・松本勝が“デザイン思考”を指南
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。2月17日(土)の放送は、前回に引き続き、VISITS Technologies株式会社 CEO/Founderの松本勝(まつもと・まさる)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
松本さんは、東京大学大学院工学系研究科修了後、ゴールドマンサックスに入社。 株式トレーダー、金利デリバティブトレーダーなどを経て、2010年に人工知能を用いた投資ファンドを設立。2013年に立ち上げた大学生向けサービス「キャリア大学」は、日本最大規模にまでに成長。そして、2014年にVISITS Technologiesを設立しました。
◆「目標を持つこと」が人生を豊かにする
VISITS Technologiesは、独自の合意形成アルゴリズム「CI(コンセンサス・インテリジェンス)技術」を開発し、人や組織の創造力を可視化したことによって、企業価値の向上に貢献しています。そこで、笹川が「企業に勤めている方が仕事に前向きに取り組んで、プライベートも充実して……という良い循環になっていくためにはどうすればいいですか?」と質問。これに松本さんは「やっぱりデザイン思考(目的からの逆算思考)ですね、“目標を持つこと”が大切だと思います」と即答します。 俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏を引き合いに、「彼はボディビルで成功して、俳優でも成功して州知事にもなった、まさにスーパーマンのような方ですけど、彼の講演や演説を聞いていると、ただ1つ『目標を持て』ということしか言っていないんです。人は目標を持った瞬間に、すべての努力が苦痛ではなくなるんです」と力を込めます。 仕事に対しても、「“(自分自身が)将来なりたい姿”のゴールに向かっていくための糧だと思って一歩ずつ進んでいる、と思えば何も苦しくないのに、“今日中にやらなければいけない”というタスク(課された仕事)として捉えてしまうと、すごくつらくなってしまう。なので“何のためにやるのか”ということを自分のなかで言語化したり、それを深く理解することが、今後の人生を豊かにするのではないかと思います」と持論を述べます。