「脅されて彼女の家とか調べられ、断ったら何かされると思った…」“闇バイト”に誘われた「特定少年」の思い、そして彼の両親の覚悟とは…
---------- 中村すえこ(なかむら すえこ) 1975年、埼玉県生まれ。15歳でレディース(暴走族)「紫優嬢」の4代目総長となり、多くのメディアに取り上げられるが、抗争による傷害事件で逮捕され女子少年院に入る。17歳で仮退院後、レディースを破門となって生き方を見失い、覚醒剤に手を出し再逮捕。だが、周囲の支えを受け新たな道を歩みはじめ、2度の結婚、離婚を経て4人の子を持つ母となる。2009年、少年院出院者自助グループ「セカンドチャンス!」を仲間とともに立ち上げる。2020年、最終学歴中学校から通信制大学を卒業し、44歳で高校教員免許を取得。現在、高校教師を務める。 少年院での講話活動をつづけるかたわら、少年院の少年・少女たちの思いを伝えて社会を変えたいと考え、2019年、映画『記憶――少年院の少女たちの未来への軌跡』、2023年『記憶2――少年たちの追憶と贖罪』を製作・監督し、各地で上映会を開く。その過程で、全国の少年院訪問を達成した。 著書には『女子少年院の少女たち――「普通」に生きることがわからなかった』(さくら舎)、『紫の青春――恋と喧嘩と特攻服』(ミリオン出版)がある。 ----------
中村すえこ