平日は毎日「レッドブル」を飲んでいます。「1日の飲料代」として高すぎますか? また、体への悪影響はないでしょうか?
コンビニやスーパーなどでよく見かけるエナジードリンク「レッドブル」は元気をだしたいときや、もうひと踏ん張りしたいときに飲む方も多くいるでしょう。 しかし、レッドブルにはカフェインが含まれていることから「飲み過ぎたら健康面で何らかの悪影響があるかもしれない」と不安に思う方もいるかもしれません。また、レッドブルはエナジードリンクの中でも高価格帯の商品であるため、家計への影響も気になるでしょう。今回は毎日レッドブルを飲んだ場合の飲料代や体への影響を紹介します。 ▼夫婦2人で「6缶パック」のビールを1週間で消費! これって飲みすぎ? 健康のためにもやめるべき?
レッドブルはいくらする?
まずはレッドブルの価格を確認しましょう。販売する店舗によって価格はさまざまですが、ネットショッピングの場合は24本入り4000円程度で販売されています。 ■ペットボトルのお茶と価格はそれほど変わらない 24本で4000円程度ということは、1本あたりの価格がおよそ166円です。1本あたりの価格にすると、ペットボトルのお茶をコンビニで購入するのとそれほど変わらないため、高いとは感じにくい可能性があります。
レッドブルを1ヶ月間毎日飲むとどれくらいの金額?
次にレッドブルを1ヶ月間飲み続けた場合の金額を確認しましょう。今回、職場で必ずレッドブルを飲むと仮定し、20日間勤務することを想定します。その場合にかかる金額は、166×20で3320円程度です。1ヶ月間飲み続けた場合、レッドブルだけで3000円を超える出費があることが分かります。 3000円という金額だけに注目すると、そこまで高いようには思えないかもしれません。しかし、3000円をほかのことに使えると考えると、見方が変わります。 例えば、金曜日の仕事終わりにいつもより少々高めのビールを買ってみる、普段よりもワンランク上のおつまみを買ってみるといったことに使えると考えた場合、レッドブルだけに3000円を使うのは少々もったいないという見方もあるでしょう。
エナジードリンクの影響は「カフェイン」がポイント
次に、健康面での懸念材料をみていきます。レッドブルをはじめとしたエナジードリンクの気になる点はカフェイン量です。カフェインは適量であればリラックス効果が期待できたり、集中力が高まったりするといわれていますが、過剰摂取は注意が必要です。 ■カフェインの過剰摂取で起こり得ること カフェインを過剰摂取すると、中枢神経系が刺激されることで、めまいや心拍数の増加、興奮、不安、不眠症などさまざまな健康被害をもたらすといわれています。そのため、世界保健機関(WHO)がカフェインの摂取について注意喚起しています。 ■注意したい人 消費者庁によると、下記に該当する人は、カフェインの摂取に注意が必要です。 ●子ども ●妊娠中の方 ●授乳中の方 ●カフェインに敏感な方 とくに妊娠中や授乳中は、体内の子どもに対する健康上のリスクが高くなることが懸念されているため、カフェインは控えたほうがよいでしょう。 飲料に含まれるカフェイン量は、100mlの場合、コーヒーでは60mg程度、エナジードリンクでは32~300mgといわれています。したがって、エナジードリンクは、コーヒーと比較して最大で5倍と多くのカフェインが含まれていることになり、健康を維持するためにも、1日に何本も飲まないように注意が必要です。 また、カフェインを含んだエナジードリンクとアルコールの同時摂取はおすすめできません。さらに、カフェインを含んだ医薬品を服用する場合に関しても、エナジードリンクと同時に摂取してはいけないとされています。エナジードリンクは、さまざまな薬や飲料との組み合わせに注意が必要です。
エナジードリンクは摂取量に注意
もう少し頑張りたいときに、ついエナジードリンクを購入してしまう人もいるでしょう。しかし、飲み過ぎると自分の財布に負担がかかるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。飲む場合には、1日1本程度に留めおくのがよいでしょう。 出典 消費者庁 食品に含まれるカフェインの過剰摂取について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部