「毎日同じことの繰り返し」から部下を救うには 仕事に区切りをつけるための「正しい労い方」
これは人を操る行為であり、他者の言いなりにしていればいいというメンタリティを誘発する。 では、「外から」ではなく、一体となって労うとはどういうものか。 それは、相手の言動を評価することなく感謝を伝えることであり、良し悪しを判断することなく見たままの感想を伝えることであり、褒め称えるのではなく相手の言動を尊重することである。 自分が見たままを描写し、それに対する感謝の意を表すと、労いは次のような言葉になる。
◆「プレゼンを3つのセクションに分けたのか。なるほど、そうした意味がよくわかる」 ◆「予定どおりに製品を発表できそうだね。君のチームはあらゆる部署と連携をとってきた」 ◆「例の提案を昨日送ってくれたんだな。ありがとう。おかげで週末までにクライアントに目を通してもらえそうだ」 相手の言動を描写するときは、「なるほど」「~だとわかる」「~になりそう」といった言葉を使うことを心がけるとよい。
L デビッド マルケ :米海軍攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」元艦長