JR松山駅で警察・消防・JRが合同テロ対策訓練 不審者や化学薬品への対処能力向上が目的
あいテレビ
今年9月に駅舎が新しくなったJR松山駅で刃物を持った不審者が暴れているという想定の訓練などが行われました。 【詳しく見る】関西万博を控え、県警はテロへの対処能力を高めていきたいと話す 不審者(訓練) 「近寄んなって、近寄んなよ、なんぞ、何もしてないわ」 訓練には、警察と消防、それにJR四国からおよそ50人が参加し、列車内で男が刃物を持って暴れているという想定で始まりました。 車掌が乗客を別の車両に誘導し、扉を閉めて男を閉じ込めた後、無線で駅の担当者に報告しました。 ――車掌が無線でやりとり 「ただ今、松山駅で車内にて刃物を持った男が暴れてます」 駅員がさすまたで男を取り押さえ、通報を受けてかけつけた警察官が逮捕するまでの流れを確認しました。 ――確保の瞬間 「銃刀法違反で現行犯逮捕」 続いて、ホームに化学薬品が撒かれたという想定の訓練も行われ、駅員がホームを封鎖した後、県警機動隊の化学や生物テロなどを専門とする「NBCテロ対策部隊」が化学薬品の入った袋を回収しました。 また、消防は倒れた人を担架に乗せて搬送する手順を確認していました。 来年の関西万博を控え、県警は、テロへの対処能力を高めていきたいと話しています。