パドレスが昨季首位打者アラエスとの年俸調停を回避 約22億円で契約合意 14勝右腕シースとも
大リーグ公式サイトは9日、パドレスがルイス・アラエス内野手(27)と年俸1400万ドル(約22億1200万円)で契約合意し、年俸調停を回避したと報じた。 アラエスは22年にツインズ、23年にマーリンズで首位打者を獲得。昨季途中に移籍したパドレスでも打率.314で3年連続となる首位打者に輝き、大谷翔平(ドジャース)の3冠王を阻止した。昨季推定年俸は1460万ドルで、パドレスが年俸総額削減に迫られているためトレードが噂されていた。今回が最後の調停資格を持つシーズンで、比較的手頃な契約であることや今季終了後にFAとなることから、トレード候補ともなっている。 9日は年俸の調停権を持つ選手と球団の交渉デッドライン。米東部標準時午後1時(太平洋標準時午前10時)の期限までに球団と選手が25年の年俸で合意に達しなかった場合、同日に希望の年俸金額を提示し合い、その後調停の公聴会を予定することになる。毎年この日は球団と選手がぎりぎりまで交渉を続けて1年契約が多数成立し、場合によっては複数年契約が結ばれるケースもある。合意に至らなかった選手と球団は、同日東部標準時午後8時(太平洋標準時午後5時)までに年俸希望額を交換することになる。 大リーグ公式サイトは関係者の話として、パドレスが昨季14勝の先発右腕ディラン・シース投手(29)と年俸1375万ドル(約21億7250万円)、ジェイソン・アダム投手(33)と480万ドル(約7億5840万円)、ルイス・キャンプサーノ捕手(26)と100万ドル(約1億5800万円)で合意したが、同13勝の右腕マイケル・キング投手(29)とは合意に至っていないと報じた。