【中日】中田翔は現状維持3億円で2年契約2年目「もうラストチャンス。その先は神様が」5年ぶりの100キロ
中日・中田翔内野手が9日、名古屋市内の球団施設で契約を更改し、現状維持の年俸3億円でサインした。来季が2年契約の2年目。交渉の場で球団と優勝を目指す強い思いを共有し「僕も腹をくくって名古屋にきている。ラストチャンスだと思って全うして、自分どうこうより、チームとして、ドラゴンズとして優勝したいという気持ちをしっかり伝えさせてもらいました」と語った。 移籍1年目の今季は62試合の出場で打率2割1分7厘、4本塁打、21打点。開幕4番を務め、4月はチームの8年ぶりの単独首位の原動力になったが、その後は故障に泣いた。自打球で左足を痛め、5月16日に出場登録抹消。8月に腰を痛めて離脱後は1軍に復帰できなかった。「情けない1年。ファンのみなさんに申し訳ないです」と謝罪。来季に向けて「先ほども言いましたが、もうラストチャンスだと思って。後悔なく全うしたい。その先のことは神様が決める」と誓った。 現在は名古屋と大阪を拠点にトレーニング。自身のSNSで明かしたように、約15キロの減量に成功した。「いまは100キロあるか、ないか。最近115~120キロくらいなので、100キロは5年ぶりくらいかな」。今季は不本意なケガもあり、1年間を完走することを最優先に考えた体づくり。飛距離への影響も認めたが「多少は出るけど、100くらいなら大丈夫」と、食事管理と有酸素運動による肉体改造に成功した。何度も「ラストチャンス」と口にして、来季は18年目。「こういう世界なので。ダメな人間は切られていく。そこに対しての覚悟は決まっている」と強い決意で臨む。
報知新聞社