井浦新が明かす『アンメット』舞台裏 普通じゃないこだわりが「作品に力を与えている」
第9話は10日放送
俳優の井浦新が出演中のカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(月曜午後10時)の反響や好きなシーンを明かした。 【写真】『アンメット』大迫教授役の井浦新が登場する場面カット 本作は、“記憶障害の脳外科医”という主人公・川内ミヤビ(杉咲花)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。第9話は10日放送される。 第8話では、父親が交通事故による後遺症を負ったことで、綾野(岡山天音)がそれまで父が担っていた過疎地医療の現実を目の当たりにし、さらに、婚約者だった麻衣(生田絵梨花)の本心を知ることに。政略結婚が破棄寸前だったものの、互いに本音をぶつけ、素直になった綾野と麻衣のカップルが結ばれると、ネット上には「推せる」「おめでとう」など祝福の声が多数上がり、Xでは“#アンメット”が日本トレンド1位、さらに世界トレンド1位を獲得。「三瓶先生」「綾野先生」などの関連ワードもランクインした。 ナチュラルな『アンメット』流のラブストーリーに盛り上がる一方、ミヤビも過去の記憶を徐々に思い出すように。過去の自分を1つずつ取り戻し、回を追うごとに穏やかで慈愛に満ちた笑顔が増えていくミヤビ。 ネット上には、このまま三瓶(若葉竜也)のことも思い出してほしいと願う声も多い。しかし、その三瓶はといえば、たびたび綾野への嫉妬心をチラつかせたり、何かと可愛らしい一面をのぞかせる一方で、ミヤビの記憶障害の改善具合に1人納得がいかず、大迫(井浦)がまだ何か隠していると疑惑を捨てきれない。そしてラストシーンでは、綾野と麻衣と過ごす幸せな時間にミヤビが何かを思い出し、大迫に「記憶障害の本当の原因を教えてください」と直訴。物語が大きな山場を迎えることを予感させた。 10日放送の第9話では、ミヤビが、ある人物に会った瞬間に、得体の知れない恐怖を感じるシーンが描かれる。また、三瓶がもっとも知りたかったミヤビの記憶障害の本当の原因へと近づいていく。それは、ミヤビが事故に遭って以来、大迫がひた隠しにしてきた秘密で、三瓶をけん制してきた理由でもある。 今作で、善人か悪人か予測不能の難しい役どころに挑んでいる大迫教授役の井浦は、複雑で多面的な人物表現に視聴者から賞賛の声が上がっていることに「え! そうなんですか?」と驚きつつ、今回の現場を「猛者が集う『アンメット』」と評す。 「現場では、芝居時間の何倍もの時間をかけて各部署のセッティングが行われています。各部署の普通じゃないこだわりの仕事が、画に、作品に力を与えていると思います」と、撮影の舞台裏を明かした。 また劇中では、同じ医者でありながら、治療に対する考え方の違いから、三瓶と敵対することも多い大迫。しかし、井浦自身は三瓶のキャラクターが気になるようで、「三瓶先生が論理的な理屈を述べて、美味しくもないのに飲んだり食べたりするときの台詞の温度感が妙にクセになって、いまだに頭の中で鳴り響いています。若葉くん、助けてください」と、視聴者同様、若葉竜也の芝居に魅力を感じている様子をうかがわせた。