【速報】W230とメグロS1が秋発売! 撮り下ろし写真で2台を比較してみた【モーターサイクルショー2024】
レトロな専用フレームにKLX230譲りの単気筒を積む
エンジンとフレーム、足まわりといった基本構成は2車とも同一だ。心臓部には2024年型でモデルチェンジして国内再登場する新型KLX230SのSOHC空冷単気筒を搭載。詳細は未発表だが、排気量は223ccでユーロ5(令和2年排ガス規制)相当の排ガス規制をクリアしている。 なお、北米仕様のKLX230Sは最大トルク1.82kg-m/6400rpm。W230とS1は出力特性を若干変更する可能性が高い。 さらにエンジン外観はより大きく見えるよう各部を新作に。シリンダーヘッドのフィンや、クランクケースカバーを大型化し、空冷エンジンが目立つようデザインされている。特にクランクケースカバーは曲線美が強調され、レトロで温もりがある意匠だ。 フレームは新設計。KLX230ではトップチューブが2本あるペリメターフレームなのに対し、W230とメグロS1はシングルクレードルフレームだ。往年のメグロジュニアらのような旧車と同様のフレームでレトロ感を強調した。
800版を考慮すると、メグロの価格はWより約13%程度高い?
ともに価格は未定だが、W230より豪華装備であるメグロS1の方が高額になるのは確実だ。ちなみに800cc版のW800は123万2000円、メグロK3は139万7000円。約13%増しとなっており、W230とメグロS1の価格差もこの程度になるかも? ちなみに2017年のエストレヤファイナルエディションは57万5640円だった。 250クラスのネオクラシックは今や貴重な存在。今年秋の発売を待ちたい。
沼尾宏明