【プレビュー】逆転優勝を成し遂げるためにも負けられない横浜FM。セレッソ大阪の壁を乗り越えて勝ち点3を獲得できるか|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは11月11日から12日にかけて第32節が開催。日産スタジアムでは、2位の横浜F・マリノスとセレッソ大阪の一戦が行われる。
首位のヴィッセル神戸を勝ち点2差で追いかける2位の横浜FMが、日産スタジアムでC大阪と相対する。横浜FMにとっては優勝に向けて負けられない一戦。激闘の予感が漂う。 横浜FMは前節、敵地でアビスパ福岡と対戦した。相手の堅固な守備を前になかなかチャンスを作り出すことができなかったが、数少ない決定機をしっかりと決め切って前半のうちにリードを奪うと、後半にも追加点を奪い、終わってみれば4-0の快勝を飾った。7日にはフィリピンのマニラでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦い、難しい試合ながらもゲーム終盤のゴールで勝ち切りに成功。いい状態を維持しながら、今節のC大阪戦を迎えることになる。 もちろん中4日とコンディション面で苦しいのは否めない。うまくメンバーを入れ替えながら戦う必要が出てくるだろう。そういった状況を考えても、まずは無失点の時間を長くすることがチームとして大事になる。攻撃力に関しては疑問の余地もないだけに、相手の攻撃をしっかり抑えることで勝利への道筋を作っていきたい。攻守の鍵を握るのは渡辺皓太か。今季、チームの中心としてハイパフォーマンスを続ける渡辺のプレーに注目だ。 C大阪は前節、ガンバ大阪とのダービーマッチで勝利。9月は3連敗と苦しい戦いが続いたが、サンフレッチェ広島戦からアンカーに選手を配置するシステムに変更してから少しずつ結果が出てきた形だ。前節はレオ・セアラのゴールを守り切って1-0の勝利。2試合連続無失点で勝ち点を得ることができているのはポジティブに捉えていいだろう。 あとは得点力をいかに伸ばしていくかになる。9月2日の川崎フロンターレ戦以降、複数得点を奪うことができた試合はゼロ。なかなか得点力が上がってきていないところは、チームとして修正していく必要がある。横浜FMの攻撃力を考えても、ゴールを奪えないと難しい戦いになる。いかに得点を奪えるかがポイントになるはずだ。注目したいのは日本代表にも選出された毎熊晟矢。サイド攻撃を活性化させ、勝利に貢献できるか。 残すは3試合。サポーターに勝利を届けるためにも意地と意地がぶつかり合う好ゲームが繰り広げられそうだ。