【競輪】郡司浩平が4番手から伸びて小田原記念5回目の制覇
「北条早雲杯争奪戦・G3」(27日、小田原) 郡司浩平(33)=神奈川・99期・S1=が7人結束の南関ラインの4番手から伸びて1着。G3の優勝は今年1月の川崎以来21回目、小田原記念は昨年4月に続いて5回目の優勝を達成した。2着には松井宏佑、3着は和田真久留と地元・神奈川勢で確定板を独占した。 【写真】2年連続5回目の優勝を勝ち取った郡司浩平 大挙7人でラインを組んで決勝に臨んだ南関東勢が結束力を実らせて、4番手の郡司が小田原記念を制した。G3の決勝は2回目の新村穣(神奈川)が志願の前回り。前受けから残り2周半で突っ張り先行を敢行すると、北井佑季(神奈川)が最終ホームの手前から番手まくり。3番手の松井も最終2角から前に出る3段駆けに持ち込むと、4番手の郡司が展開を生かして抜け出した。 「前の選手の頑張りに尽きます。記念やG1の決勝に南関から多く勝ち上がることも目標にやっている。難しい部分もあったが、まとまってからはラインから優勝者を出そうと思って走りました」と決勝を振り返った。 今後は「自分が前でも脇本(雄太・福井)さんに抵抗できる自力を付けたい。細切れ戦になっても勝負ができるようにしたい」と脚力強化を課題に挙げる。グランプリ(12月30日・静岡)で強力な南関ラインを形成するためにも、秋G1の2連戦で郡司が重要な位置を回っていく。