ソラナでのプレセールの半分はスキャム:Blockaid
ブロックチェーンセキュリティ企業BlockaidはCoinDeskの取材に対し、ソラナブロックチェーンで最近プレセールが行われたトークンの50%は悪意のあるものだったと明らかにした。 悪意のあるアクターは、Telegram、X(旧Twitter)、Discord などでソーシャルエンジニアリング手法を使用し、ユーザーをだまして悪意のあるスマートコントラクトやWebサイトに誘導した。 Blockaidのベン・ナタン(Ben Natan)CEOは、「彼らはミームコインと既存のプロジェクトの両方を重視している。例えば、今後数日で最も人気のあるプロジェクトのいくつかがこれらのグループのいくつかによって標的にされるのを見ることになるだろう」と述べた。 先月、投資家がある週末の間に主にソラナブロックチェーンでのさまざまなプレセールに約1億ドル(約150億円、1ドル150円換算)相当の暗号資産を送金したとの報告があった。このトレンドはブック・オブ・ミーム(BOME)などいくつかのミームコインの急速な上昇によって引き起こされた。 プレセールの実施は簡単だ。トークン発行者はスマートコントラクトアドレスを投稿し、プレセール終了後に入金額の割合に基づいて新規発行トークンがユーザーに配布されるという約束で、投資家に暗号資産を入金するよう指示する。 しかし、トークンのプレセールを簡単に開始できることと、投資家がチャンスを逃すことへの不安が相まって、スキャム(詐欺)の大幅な増加につながっている。 ナタンCEOは、「ミームコインをめぐる興奮が高まるにつれて、ユーザーが新しい機会を模索することがより一層魅力的になってきた。この興奮によって、ユーザーが悪意のあるアクターとのやり取りに誘惑される可能性がある」と指摘した。 |翻訳・編集:林理南|画像:Blockaid|原文:Half of Solana Pre-Sales Are Scams, Blockaid Says
CoinDesk Japan 編集部