キーボード沼聖地で入手した自作キット「Corne Cherry Light」、組み立てへ進む。だがしかし(小寺信良)
大失態に気づかず
ここまでできれば、ファームウェアの書き込みができる。今回はMacで作業するわけだが、解説サイトに飛ぶと、ファームウェアの書き込みツールもMac版があり、画面キャプチャもmacOSのものだったので、安心できる。ただ、この安心が命取りであった。 指定どおりツールをインストールし、ファームウェアをダウンロードする。ファームウェアはリンクをクリックするといきなりHEXコードの中身がずらずらと表示されてしまうので、右クリックで「リンク先を別名で保存」する必要がある。このあたりは初心者向けに、ZIPなどで固めて置いた方がいいのではないだろうか。 ツールを使って書き込むので、簡単だと思っていた。実際やってみたらFlash Completeと表示されたので、てっきりできているものだと思い込んでいたのだが、プロンプトをよく見ると、ライブラリがロードされないという警告が出ている。ただこのときは気がつかず、成功したものと思い込んでいた。 自分ではできていると思っていたので、そのまま制作続行である。スイッチの取り付けは、別のスイッチ固定用基板にはめ込んだあと、その基板ごと配線基板に装着するという2段構えになっている。スイッチの向きも全部同じだが、親指に相当する1個だけ向きが違うので、そこだけ注意する必要がある。 なお向きが間違っていると、配線基板の穴に足が入らないので、すぐにわかる。無理にはめ込むと足が曲がってしまうので、裏側から足が全部見えるか確認誌ながら、慎重にはめ込む。 基板同士をはめ込んだら、裏側からスイッチをハンダ付けである。1つのスイッチに付き2箇所なので、ダイオードと同じだ。最近はキーを押すごとにLEDが光るものもあるが、LED付きだとハンダ付け数が倍になるようなので、なかなか自作するのは大変そうだ。個人的にはキーが光るメリットが見いだせないので、そういうキットは避けたいと思う。