BEYOOOOONDS、日本武道館にて秋ツアーのファイナル公演を開催 ナレーションを務めたDJ KOOも登場
ハロー!プロジェクト所属のBEYOOOOONDSが、11月18日に東京・日本武道館で〈BEYOOOOONDS CONCERT 2024 AUTUMN「DISCOOOOOTHEQUE BUDOOOOOKAN」〉を開催しました。 2024年9月29日よりスタートしたツアーの千秋楽となる公演に集まった7,500人のファンを、熱いパフォーマンスと多彩な演出で魅了しました。 なお、今回のライヴの模様は、12月1日(日)21:00までオンライン動画配信サービス「Hulu」にて見逃し配信で視聴可能。2025年2月1日(土)からは武道館公演に向けたリハーサルから当日の裏側に密着したドキュメンタリーも配信予定。そして、コンサートで発表された通り、2025年1月29日(水)にはニュー・シングル「Do-Did-Done / あゝ君に転生」の発売が決定し、2025年もBEYOOOOONDSの活躍から目が離せません。 [ライヴ・レポート] 開演を待ちわびるファンの熱気が高まる中、会場に流れるBGMの音数が少しずつ減っていき、キック音だけになったかと思うと開演を告げるDJ KOOによるナレーションがスタート。会場が一気にヒートアップすると、今回のテーマでもある“ディスコティック”を象徴する新曲『ディスコ・カーニバル』から幕を開ける。清野桃々姫の「行こうか、日本武道館!」の掛け声から『求めよ...運命の旅人算』『WORKER讃歌』と序盤から畳み掛け、本人たちの要望で今ツアーから平井美葉、里吉うたののダンスパートが追加された『元年(六年)バンジージャンプ』では楽曲の新たな魅力を見せつけた。 続いて、メンバーによるパラパラのレクチャーがスタート。高瀬くるみの説明とともに真顔のメンバーが踊りだすと、「あそこにいるの、DJ KOOさんだー!」と客席に座るDJ KOOが映し出され会場は大盛り上がり。ミラーボールの光でステージは一気にディスコのような雰囲気に変化し、雨ノ森 川海による『そこらのやつとは同じにされたくない』、CHICA#TETSUの『高輪ゲートウェイ駅ができる頃には』、SeasoningSの『We Need a Name!』とグループ内ユニットの楽曲を立て続けにディスコティックスペシャルバージョンで披露。DJ KOOによるナビゲートで清野のトークボックスが印象的な『Hey!ビヨンダ』『激辛LOVE』が続き、ファンをさらに熱くさせる。 休む間もない怒涛のパフォーマンスを経て、西田汐里が「やっとゆっくり喋れる時間です!」とMCがスタートすると、改めてスペシャルゲストのDJ KOOを紹介。するとDJ KOOは「BEYOOOOODS、サイコー!」と返し、メンバーたちは今回のツアーでナレーションを担当してくれたことへの感謝を伝える。高瀬は今回のライブでお披露目となった新衣装に触れ、全員でぐるりと一周回るとファンからは大きな歓声が上がる。 西田が「ツアーを一緒に頑張ってくれた仲間。11人目のメンバーと言っても過言じゃない」という炊飯器とともに登場すると、米派かパン派かをテーマにした『Never Never Know~コメ派とパン派のラブウォーズ~』へ。ラストには、島倉“りか”にかけた“ゆめぴりか”が5周年にちなんで5合炊けるというユニークすぎる演出でファンを沸かせた。タオルを回し、会場が一体になって盛り上がる『Go Waist』のあとには、発声練習の方法を紹介する映像がスタート。これまでのツアーでは発声練習中に急病人が発生し、島倉が救護するという内容だったが、武道館では島倉と小林萌花の体がぶつかった拍子に入れ替わるという続編的な内容に。想像の斜め上を行く展開でBEYOOOOONDSワールドに引き込みながら、小林のピアノの伴奏で『Oh!カンターレ』『英雄~笑って!ショパン先輩~』を披露。 メンバーが客席とライブビューイング、配信を見ているファンを煽り、今年リリースした『Go City Go』『フックの法則』をパフォーマンス。小林がひとりステージに残ってショパンの『幻想即興曲』を演奏し、会場が一気に静まり返ったかと思いきや、『アツイ!』『灰toダイヤモンド』『虎視タンタ・ターン』でさらに勢いを増していく。ビートと手拍子に乗せてメンバーとファンの「D・N・A!」コールがスタートすると、いつの間に「H2O!」コールに変化し、メンバーたちは一瞬の給水タイムへ。そのまま『ニッポンノD・N・A!』『涙のカスタネット』で盛り上がりは最高潮に達したまま、前田こころの「今夜中にまたお会いしましょう!」の挨拶で本編は締めくくられた。 ファンからのBEYOOOOONDSコールを受けてメンバーたちが登場すると、ステージのモニターに映し出されたのは来年1月29日にニューシングルを発売するという告知。嬉しいサプライズにファンから割れんばかりの歓声が上がると、シングルに収録される『Do-Did-Done』と『あゝ君に転生』を立て続けにパフォーマンス。お勉強シリーズ第3弾となる『Do-Did-Done』はこの日が初披露で、英語動詞の不規則変化をテーマに「ドゥディダン」のフレーズと振り付けがクセになるポジティブソング。『あゝ君に転生』は里吉が自ら志願し、“レディBEYOOOOONDS”な振り付けでグループの新たな一面を表現。シンコペーションと転調を繰り返す難易度の高い一曲になっている。 改めて新曲のリリースを告げ、メンバーたちが今回の公演やホールツアーで印象的なことを話していくと、高瀬の「ここまでの約2時間を約6分で振り返ってみたいと思います!」という言葉からBEYOOOOONDSの武道館公演ではおなじみになりつつある『全曲ダイジェスト』がスタート。短時間でライブをもう一度体感できるという斬新なメドレーにライブ中には披露していないモーニング娘。の『恋愛レボリューション21』を織り交ぜてファンを楽しませ、メンバーたちの挨拶へ。 グループ最後の10代となった清野は「10代の青春は全部BEYOOOOONDSに詰まっている。育ててくれてありがとう!」と熱い思いを語り、岡村美波は「ひとつひとつのファンのみなさんとの関わりが思い出で、成長に繋がっています」とファンへの感謝を述べる。江口紗耶はツアーファイナルを初めて武道館で迎えることに触れ、「たくさんの方にステージを見ていただけてよかった」と喜びを噛みしめる。西田は「世界中のどこかで誰かが応援してくれているんだと思うと力がボコボコと湧いてくる。みんながいるから頑張れる」とファンが原動力であると改めて伝え、前田は「ライブはこれ以上ないくらいに幸せな時間。人生の中で一番輝いていると思う」と笑顔。 新曲の振り付けを担当した里吉は「大好きなダンスを大好きなみなさんと、武道館で踊れたことが楽しかった」と振り返り、島倉は「素敵なメンバー、ファンのみなさん、スタッフのみなさんに囲まれて幸せ」と話しながら感極まると、開演前に他のメンバーも泣いていたと暴露。小林は「絶対に後悔させないので、BEYOOOOONDSの優しい世界にいつでも遊びに来てください!」とファンに語りかけ、平井は「私たちは驕らずに、これからも頑張っていきます」と決意を新たにした。高瀬はファンの声を聞くためにセンターステージに移動し、「偶然と必然が折り重なってこんなに素敵な奇跡が起きている。この奇跡を胸にこれからも頑張ります」と語った。 最後は、高瀬の「『DISCOOOOOTHEQUE』はこれがファイナルですが、これからもBEYOOOOONDSは進んでいきます!」のコメントから『伸びしろ~Beyond the World~』へ。グループのさらなる飛躍を感じさせながら、笑顔でライブを締めくくった。