心華やぐお雛様めぐり(1) 総勢1000体がお出迎え 源氏物語のジオラマも
3月3日の桃の節句に合わせ、北近畿各地で開催されるひな祭りイベントを紹介。風情ある街歩きも楽しみながら、かわいいお雛様に会いに出かけてみてください。 1回目は、京都府綾部市の古刹で開かれる、1000体のお雛様が圧巻のイベント。 (タウンタウン編集室)
「東光院 みんなのひなまつりin綾部」/京都府綾部市
創建1350年を迎える古刹・東光院で、総勢1000体の雛人形を展示する「みんなのひなまつりin綾部」。毎年恒例のイベントで今年で8回目を迎えた。
14段の巨大雛壇にずらりと並ぶ姿は圧巻の景色。飾られなくなった人形を檀家などからもらい受けたもので、年代はさまざまに揃う。江戸時代の貴重なお雛様もいて、じっくり眺めて表情や着物の柄の違いを発見するのも面白い。
放映中の大河ドラマにちなみ、源氏物語の舞台を再現したジオラマが登場。執筆中の紫式部や恋を語らう(?)男女の姿が見られる。ほかにも、境内のあちこちにお雛様がいるので、お見逃しなく。
また子ども用着物の貸し出しがあり、幕末に使われたという「姫かご」の前で記念撮影ができる。 副住職の松井真大さんは「お雛様の段飾りをする家庭も少なくなりました。ここへ来て楽しんでもらえたら」と話す。
東光院 みんなのひなまつりin綾部
(日時)2024年3月4日まで 9:30~16:00 (所)綾部市上延町堂ノ奥7 (問)電話0773-42-2432 (料)高校生以上300円 (P)あり