チャールズ国王

　英チャールズ国王の初の公式肖像画が動物愛護活動家によって汚損された。 　１１日、ロンドンのフィリップ・モールド・ギャラリーにアニマル・ライジングの活動家たちが侵入、５月に公開されたアーティストのジョナサン・ヨーによる国王の肖像画にアニメ『ウォレスとグルミット』のキャラクター、ウォレスの顔を貼り付けるいたずら行為を行った。同様に貼り付けられた吹き出しには、「チーズはなしだ、グルミット。英国王立動物虐待防止協会（ＲＳＰＣＡ）の農場で行われている残酷な行為を見て」と書かれていた。 【写真】チャールズ国王の初の公式肖像画に英動物愛護団体が汚損行為 　同動物愛護団体は一連の様子を写した動画をＳＮＳに投稿し、その中で、これは以前カミラ女王が同キャラクターたちが国王の大のお気に入りだと話していたことを受けたユーモアを交えたものであり、同協会が認証する農場で行われているとされる残酷行為の疑惑を単に強調したいだけだと主張している。 　また貼り付けを行った１人のダニエル・ジュニパーは、同団体のウェブサイトにこうコメントしている。「私たちは陛下に楽しんでもらうことを望んでいますが、ＲＳＰＣＡの認証を受けた農場でのひどい惨事に陛下が関わりを持ちたいかどうか、真剣に考え直すことも求めています。チャールズ国王は、英国の農場において苦しむ動物たちを気にしていると明らかにしています。今こそ陛下が立ち上がり、ＲＳＰＣＡに認証制度を廃止し、畜産の真実を明かすよう呼びかける絶好の機会なのです」 （BANG Media International／よろず～ニュース）