オランダ極右、初の第1党 下院選、反移民・EU
【ハーグ共同】オランダで難民の流入を抑制しようとしたルッテ首相の連立政権が7月に崩壊したことに伴う前倒しの下院(150議席)総選挙が22日、投開票された。公共放送は23日、開票率98.2%の段階の議席獲得予測で、反移民の立場を取るポピュリスト政治家ウィルダース党首の極右、自由党(PVV)が20議席増の37議席に拡大し、初めて第1党になる見通しだと報じた。 ウィルダース氏は反欧州連合(EU)の立場でも知られ、同氏が率いる政権が発足すればEUの今後の意思決定に影響が出るのは必至。ただ、PVVは過半数を大幅に下回っており、連立政権づくりは難航しそうだ。