センバツで「金の卵」は見つかったのか?スカウト陣が密かに注目する“有望株”4選手の実名
モイセエフと並び称される「阿南光の大型スラッガー」
最後は、阿南光のセンターで3番バッターの福田修盛だ。阿南光は、初戦の豊川と11対4で破り、続く2回戦は熊本国府に3対0で勝利した。福田は、豊川戦で6打数1安打、熊本国府戦は4打数1安打1打点で、1回に先制のタイムリースリーベースを放つなど、持ち前のパワーを見せつけた。 スカウト陣からは、プロ注目の外野手、豊川のモイセエフ・ニキータと比較して、福田を高く評価する声が聞かれた。 「体つきは、モイセエフ(181cm、85kg)と比べて、福田(180cm、89kg)のほうが立派ですし、パワーも負けてないと思います。(今大会は)少し力みがあって、ミスショットが目立ちましたけど、対応力があります。センターからの返球は、モイセエフより間違いなく強いですよ」(セ・リーグ球団スカウト) 4選手のなかで、ドラフト指名を勝ち取るのは誰なのか。引き続き、チェックを続けていきたい。 西尾典文(にしお・のりふみ) 野球ライター。愛知県出身。1979年生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行う。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。 デイリー新潮編集部
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