【プリンス北信越プレーオフ】開志学園JSC、長野U-18をシャットアウト!プリンス北信越2部昇格決定
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2024プリンスリーグ北信越 プレーオフ(参入戦)昇格決定戦が日東シンコースタジアム丸岡で行われ、開志学園JSCとAC長野パルセイロU-18が対戦。開志学園JSCが1-0と競り勝ち、プリンスリーグ2部昇格、5年ぶりの同リーグ復帰を決めた。 【フォトギャラリー】 開志学園JSC vs AC長野パルセイロU-18 開志学園JSCはエース・阿部日夏太が不在の中、フィジカルに長けたFWイヴァニツキー・レオにボールを集める。3分にはイヴァニツキー・レオのポストプレーから、2トップを組む荻原怜大がオープニングシュートを放った。 AC長野パルセイロU-18も負けてはいない。6分、宮谷天空のシュートがポストを直撃。2トップの宮谷と赤川修吾を軸に、中央でテンポを上げて崩しにかかる。前半は押され気味に進んだ開志学園JSCだが、ゴール前での粘り強い守備が光ってスコアレスで折り返した。 後半の立ち上がりは開志学園JSCが巻き返す。引き続きイヴァニツキー・レオを起点としつつ、左サイドハーフに入った徳丸祐希のドリブル突破やロングスローも駆使。センターバックを担う福田夏宏の負傷交代もありながら、攻撃の勢いは増していった。 耐える時間が続いたAC長野パルセイロU-18も、徐々に勢いを取り戻す。菅紀人が立て続けに決定機を迎え、ネットを揺らすまであとわずか。前半からバイタルエリアに幾度となく進入し、ゴールの匂いは十分に漂っていた。 しかし、均衡を破ったのは開志学園JSCだった。77分、岸田朔太郎のFKを松浦朔太郎が頭で合わせる。ボールは前方に飛び出してきたGKの頭上を超え、ゴールに吸い込まれた。 先制後は交代枠を活用しつつ、割り切った戦い方を選択。球際で粘り強く対応し、ボールを奪えばシンプルに前線へ。前がかりに出てくる相手をひっくり返し、カウンターであわよくば追加点を狙った。 ラストプレーではCKのピンチを与え、相手GKも上がってきたが、確実に跳ね返して試合をクローズ。キャプテン・松浦の1点を守り抜き、プリンスリーグ2部昇格を達成した。 (文・写真=田中紘夢)