1月はこんな本を読もうかな。
『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』
混迷を極める20世紀末に登場した雑誌『ホールアース・カタログ』は、スティーブ・ジョブズをはじめそれこそ”全世界”にハンパない影響を与えたことで有名。何を隠そう『POPEYE』もそのひとつ。本書はその創刊者の生き様に迫った評伝なんだから、読むっきゃない。¥3,850/草思社 2024年の生き方に霊感を与えてくれそうな3冊。
『マンガの描き方』
マンガでもってマンガの成り立ちを理論的に解説した名著『マンガ学』の著者が、今度はその実践編をお届け。微に入り細を穿って丁寧に教えてくれるので、漫画家志望者はもちろん、この世界に生きるすべてのストーリーテラー(つまり、そこの君!)は必読の一冊だ。¥3,520/国書刊行会
『超人ナイチンゲール』
え、アナキストが”近代看護の母”ことナイチンゲールの伝記を書いただって!? と、興味本位で読んでびっくり。なんとなく知ったつもりになっていた彼女とはまるで違う、神秘主義者の超人としてアナーキーな看護の実践した姿が、著者お馴染みのパワフルな筆致で描き出されているんだから。ケアの炎を撒き散らせ! ¥2,200/医学書院 text: Keisuke Kagiwada
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