イスラエル首相、トランプ氏と「イランの脅威」協議 中東各国首脳が電話で祝意
【AFP=時事】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は6日、パレスチナ自治区ガザとレバノンでの戦闘が収束の気配を見せない中、米大統領選に勝利したドナルド・トランプ前大統領と電話で「イランの脅威」について協議した。 【関連写真】中東政策に失望のアラブ系住民、民主党離れ加速 米ミシガン州 ネタニヤフ氏の事務所は声明で、同氏は「トランプ氏の勝利を祝福するとともに、イスラエルの安全保障に向け協力することで一致した」と説明。「イランの脅威についても協議した」としている。 サウジアラビア国営メディアも、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が電話でトランプ氏に祝意を伝えたと報じた。2017年に大統領に就任したトランプ氏の初外遊先はサウジだった。 エジプトのアブデルファタハ・シシ大統領もトランプ氏との電話会談で祝意を伝えるとともに、「中東の安定、平和、発展への貢献のため協力する」と述べた。 一方、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの新最高指導者、ナイム・カセム師は演説で、ヒズボラにはイスラエルと戦う準備ができている「数万人の熟練戦闘員がいる」とし、米大統領選で誰が勝とうと影響されることはないと強調した。 カセム師の演説はトランプ氏の勝利発表後に放送されたが、事前に収録されていた。【翻訳編集】 AFPBB News