やはりマンUの守備はヴァランが統率すべき? 再び上がる評価「ヴァランが出場可能であれば彼はプレイすべき」
本来はチームトップの実力者
なかなか調子の上がらない今季のマンチェスター・ユナイテッドでは、センターバックのペアが定まらない。怪我の影響もあるのだが、ベストなペアが分かりづらい状況だ。 ここへきて再び評価が上がってきたのは、退団説まで浮上していたラファエル・ヴァランだ。 ヴァランは10月から出番が少なくなり、その時期には構想外かと思われたDFハリー・マグワイアが復活。マグワイアとヴィクトル・リンデロフのコンビも増えた。 しかし、マグワイアは12日に行われたバイエルン戦で負傷してしまい、17日に行われたプレミアリーグ第17節ではヴァランに先発の機会が巡ってきた。 ヴァランは前述のバイエルン戦でもマグワイアとのコンビで先発し、そこでも高い評価を得ていた。17日のリヴァプール戦はスコアレスドローに持ち込んでおり、英『Manchester Evening News』は次のゲームでもヴァランを先発から外すことはできないとパフォーマンスを評価する。 「何が起こっても、ヴァランが出場可能であれば彼はプレイすべきだ。最高のセンターバックを見逃す戦術的な理由はなく、ヴァランはアンフィールドで最高のレベルにあることを証明した」 ヴァランも怪我の影響かパフォーマンスが不安定な時期もあったが、レアル・マドリードで多くの成功を手にしてきたセンターバックだ。本来はマンUの最終ラインを統率すべき選手だろう。 今季はリサンドロ・マルティネスが早々に離脱してしまい、古巣復帰となったベテランのジョニー・エヴァンスの出番が増えたり、ルーク・ショーをセンターバックへ回すなど指揮官エリック・テン・ハーグも様々なペアを試している。ただ、守備の要でもあるセンターバックのペアがコロコロと入れ替わるのは良い傾向ではないだろう。ヴァランが軸となれば頼もしいが、後半戦へヴァランはキーマンとなるか。
構成/ザ・ワールド編集部