【奥菜恵さん】「バスに乗ることもできない」姉妹2人を連れて泣いたことも|VERY
子育て第2シーズンどうですか?
『VERY NaVY』の人気インタビュー連載「子育て第2シーズン」に奥菜恵さんが登場。インタビュー前編では、13歳で芸能界デビューし、複雑な心で思春期を過ごしたという俳優の奥菜恵さんに、当時の自分と同じ年頃の姉妹を育てるうえで大切にしていることを教えていただきました。
オシャレに夢中の姉妹。お出かけ準備が2時間待ちになることも
美容とファッションに興味津々の、中学3年&中学1年生の姉妹。動画などで熱心に研究しているみたいで「ママ、涙袋を作るにはこうやって色を入れるんだよ」と教えてくれたり、見覚えある服だなと思うと私のものを着ていたり。何だかとても楽しそうですが、お出かけしようとなると準備に2時間ぐらいかかります(笑)。 2人とも反抗期と感じる瞬間はあって、たいしたことないところで私に突っかかってくることも多々。長女は小学校高学年で少しずつ始まり、最初の頃はそういう態度をとるたびに注意、お互いバチバチしていました。怒って、口調が強かったかもと反省して、ちょっと寂しくもなって。その空気に私がだんだんと疲れてしまい、理不尽な態度や言葉の解釈を変えてみることにしたんです。きっと彼女たちも自分ではよくわからないモヤモヤを抱えていて、学校や塾という社会でも自分なりに頑張っているはず。心にかかっている負荷を親にぶつけて、本能的に健やかであろうとしているんだって。「甘えてくれている」と思うようにしたら上手にやり過ごせるようになり、娘たちの言動もだいぶおだやかになってきました。今はとても風通しのいい関係です。
ロサンゼルスの友人宅で1カ月間のホームステイ
高校受験を控えた長女。まだピリピリする様子もなく、マイペースに勉強を頑張っています。次女は昨年、ホームステイを経験しました。本人が望むならいつかは挑戦させてあげたいと考えていたタイミングで、ちょうど連絡を取り合っていたロサンゼルス在住の私の友人宅でお世話になるという案が浮上。娘も「ママのお友だちのお家に行ってみたい」と、夏休みのあいだの約1カ月間、ホームステイをさせてもらうことに。家族とこんなに長くはなれるのは初めてで、しかも海外。こちらは内心ドキドキでしたがホームシックになることもなく、友人家族と仲良くハッピーに過ごせたみたいです。その間、娘から連絡はほとんどありませんでした(笑)。 帰国後は、やっぱり強くなった気がします。それまでは夜眠りにつくまで側にいて欲しいような感じがあったのに「大丈夫!」と、付き添いがいらなくなったというか、おことわりされるようになりました。そういった一手間がどんどん減っていくのが成長なんですよね。