ミヤモリが服のリペア店 富山県の小矢部アウトレット内にオープン
縫製業のミヤモリ(富山県小矢部市埴生、宮森穂社長)は17日、同市の三井アウトレットパーク北陸小矢部に衣料品のリペアショップ「ReForme(リフォルメ)」をオープンさせた。大事な服を直しながら長く着たいというニーズを掘り起こすとともに、こうした環境配慮型の事業を収益の柱の一つに育てる。 同社は、衣料品の試作設計から縫製、検査まで一貫して手がけるOEM(相手先ブランド生産)が主力だが、取引先などから依頼され、リペア(補修)にも取り組んできた。近年は生地の裁断片を炭化させて再利用した鉛筆を開発するなど、環境負荷を低減する事業に力を入れており、リペアをBtoC(一般消費者との取引)にも拡大するため、店舗を設けた。 店は約47平方メートルで、工場で使用してきたミシンを設置。ガラス張りにして、通路からも作業の様子を見られるようにした。施設内の他店舗で購入された衣料品の直しのほか、一般客からの持ち込みにも対応。OEMで培った多様な素材を縫製できる技術力を生かす。