年金職員装う不審電話急増 1千件超、前年度比3倍
年金事務所の職員を装って現金をだまし取ったり、個人情報を聞き出したりしようとする不審電話が急増している。日本年金機構によると、2023年度の相談件数は1132件で前年度の3.1倍。機構のホームページに具体的な手口を掲載し、注意を呼びかけている。 最も多かった電話は、保険料の納め過ぎで給付金の還付があるなどと言って、請求の手続きをするよう指示する内容で549件。近くのATMを操作させて指示されるまま現金を振り込んだケースもあったという。アンケートと偽り、年金の受給状況やクレジットカード番号など個人情報を答えさせようとしたのが233件あった。