デビュー3連勝の西武・武内、ピンチに動じないマウンド度胸でチームの連敗止める
◇西武2-1楽天(11日) ピンチにも動じないマウンド度胸がある。西武のドラフト1位、武内(国学院大)が7安打を許しながらも7回1失点に抑えてデビューから無傷の3連勝を飾った。「冷静に打者を打ち取って粘り勝ちできた」と汗をぬぐった。 2-0の六回2死二、三塁で辰己に左前適時打を許し、1点差に迫られた。ここでギアを上げた。「絶対に最少失点で抑えようという気持ちだった」。太田を147キロの直球で空振り三振に仕留めた。 七回1死三塁では、相手が仕掛けたスクイズを空振りさせた。飛び出した三塁走者がアウトとなり、ピンチを脱した。「焦っても自分のペースが乱れるだけ」と落ち着いていた。 登板した全5試合で7回以上投げ、3失点以下に抑えている。この日も安定した投球で、チームの連敗を止めた左腕は「疲れがたまってくると思うが、これからも長いイニングを投げられれば」と頼もしかった。(神田さやか)