スウェーデン発祥のハードウェアメーカー「Fractal Design」の新製品お披露目会に潜入 Raspberry Pi用ケースも登場
6月7日(台湾時間)まで開催された「COMPUTEX TAIPEI 2024」は、台湾・台北市の南港地区にある「南港展覧館(Nangang Exhibition Center)」がメイン会場だった。多くのPC/IT関連企業は、このメイン会場にブースを構えて自社の製品やソリューションを展示していた。 【写真】ゲーミングっぽくないゲーミングチェア「Refine」 一方で、企業によっては南港展覧館の近隣にあるホテルなどに招待客限定の「プライベート展示場」を設けることがある。中には、COMPUTEX自体には出展せずにプライベート展示“だけ”を行う企業もあったりする。 スウェーデン発祥のPC/IT機器メーカーである「Fractal Design(フラクタルデザイン)」も、そんなプライベート展示に絞り込んだ1社だ。同社は北欧らしいデザインにこだわっていることが特徴で、武骨なデザインになりがちなPCケースに“一石”を投じたことでも知られる。 今回、Fractal Designはプライベート展示場において、今後発売される予定の新製品を披露した。その様子を見てみよう。
スタイリッシュなPCチェア「Refine」
Fractal Designといえば、スタイリッシュなPCケースで注目を集めている。今後PCケースの新製品を投入するのは当然として、今回の展示では「Refine」というPCチェアが注目を集めていた。発売日や日本での投入は未定だという。 本製品は3種類の背もたれ/座面加工(ファブリック/メッシュ/Alcantara)が用意されており、ファブリックとメッシュにはそれぞれ2色(ライト/ダーク)が用意されている。 最近、PCチェアといえばゲーミングチェアが人気だが、このRefineは「多目的チェア」として設計されており、ゲーミング用途を含めていろいろなシーンで快適な座り心地を実現しているという。デスク環境に一体感を持ちつつ落ちついた、Fractal Designらしさのあるデザインも特徴だ。「ゲーミングチェアの“ゲーミング”っぽさが……」という人にもお勧めできる。 主な機能として、座面の昇降機能、ひじ掛けの4D対応(前後/上下/左右/首振り)、ランバーサポート、座面の前後スライドを備える。また、リクライニングの固定やヘッドピローを簡単に着脱できることも魅力だ。 実際に座ってみたが、メッシュタイプはこれからの時期に最適だろうと思う。リクライニングは180度までという深さはないものの、十分な角度まで調整できる。 チェアはすごく種類が多く、選ぶ際に迷ってしまいがちだが、ケースやデスク回りの環境をFractal Designブランドでそろえたい場合は良い選択肢となるだろう。