「エンジェルスのファンはこの記事を見ないほうがいい」当時FAだった大谷翔平側からのオファーにオーナーは「“最悪の二文字”を言い放った」と地元紙
ロサンゼルス・エンジェルスのオーナー、アート・モレノが今オフに巻き起こった大谷翔平を巡る争奪戦について語った。地元紙『Orange County Register』の取材で答えた。 【画像】笑顔溢れるエンジェルスの春季キャンプをチェック! 争奪戦の最終盤、ネズ・バレロ代理人を含む大谷陣営はロサンゼルス・ドジャースやエンジェルスなど複数球団に対して、年俸、契約年数、希望条件などを提案。各球団からの返答を受けたうえで、最終的に大谷はドジャースを選んだ。 この時、エンジェルスも大谷側からの提案を受けていたが、モレノは球団として断ったことを認めた。 エンジェルス専門メディア『Halos Today』は、『Orange County Register』紙の内容を引用して、「エンジェルスのファンはこの記事を見ないほうがいいかもしれない」と記載。 「二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニからのオファーに対して、モレノは応じたくなかった」として、「モレノは“最悪の二文字”を言い放った」という。 エンジェルスがそのオファーに応じるつもりだったのか? と問われたモレノは、「No」と答えた。 モレノが大谷陣営からのオファーを断った話は当時から報じられていたが、あらためてオーナー本人がその事実を認めた。分かっていたとしても、エンジェルスのファンとすれば失望してしまう言葉だ。 もしモレノが大谷陣営からの提案を受け入れたとしても、大谷がエンジェルスとの再契約を選んだかどうかは知る由もない。 それでも『Halos Today』は、「エンジェルスがスーパースターを引き留めようとしなかったのは、稚拙なマネジメントだった。ファンがモレノを嫌う理由にさらに弾みがついた出来事となった」と、結果的に大谷が退団するとしても、大谷に対する姿勢が問題だったと指摘した。 「オオタニは、エンジェルスに対して全力を尽くした。ポストシーズンには導けなかったが、彼がいたからこそ、エンジェルスは少しでも存在感を示すことができたのだ。現在、そのすべてが失われ、かつてのエンジェルスのスーパースターは、“北の隣人”で王朝を築き上げようとしている」 このようにドジャースと大谷の現状を記し、「モレノは一体、何を考えていたんだ?」という言葉で記事を締めくくった。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- エンジェルスのキャンプ、記者が50人から3人に「大谷翔平のいないチームへの期待は低い」と地元メディア嘆くも、オホッピーやサンドバルらは気合い十分
- 「嬉しいよね!」大谷翔平が打席で目慣らし! 生きた球での実戦練習に有望株右腕も笑顔「心臓バックバクだろうけど」
- ダル&松井が所属するパドレス、新レポーターは“今年のミスUSA”? 23年10月にミス・ユタで優勝→24年の全米コンテストに出場へ
- “ケチで無能”と揶揄されるエンジェルスオーナー、大谷翔平陣営からの提案を拒否していた!「ファンからの批判がさらに強くなる可能性が」とエ軍メディア
- 「何が起きても不思議ではない」エンジェルスを巡る“売却騒動”米国で話題に「オーナーは秘密裏に進めている」「そんな話は聞いたことがない」