与論小の給食に普段は出回らない島内産の米 児童らに好評
与論小(与論町朝戸)で10月16日、与論島内で収穫した米が給食に出された。生産者の松井鮎子さんが給食の前に校内放送で案内した後、教室を巡回して「おいしい」「もちもちしてる」と食事する児童らの様子を眺めた。(奄美群島南三島経済新聞) 【写真】米について説明する松井さん 同町では、2022年からふるさと納税を活用し、与論の産品を学校給食に出す事業を行っている。事業を立ち上げた学務課課長補佐兼給食センター所長の裾分大喜さんは「松井さんから自家用の米を児童に食べてほしいと申し出があり、この事業を活用した」と話す。 与論町では、サトウキビが主な作物で、稲作は自家用でわずかに行われているのみ。与論産の米が給食に出ることは近年なかった。 松井さんは「給食に出しやすい主食の米をつくり、足かけ4年の夢がかなって感無量です」と話した。 同校の荒殿博昭校長は「児童たちがいつも以上においしそうに食べていて、とても良かった」と振り返る。
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