石川・穴水町 総合病院で断水続く…重傷患者に十分な手術できず 災害派遣医療チームDMAT到着<中継>
日テレNEWS NNN
震度7の揺れが襲った能登半島地震の発生から5日目となりました。震度6強を記録した石川・穴水町から中継。 ◇ 穴水町では、いたるところで地面のひび割れや土砂崩れなど、多くの被害が見受けられます。町の医療を支える穴水総合病院では、現在も断水していて、飲料水は確保できているものの、トイレを流すために周辺に積もった雪を溶かして使うなどしてしのいでいるということです。 水がないことで重傷患者の手術ができず、対応に苦慮していますが、固定電話もつながりにくいため、突然、救急の患者が病院を訪れ、急に受け入れることもあるといいます。 そんな中、全国各地から集まった災害派遣医療チームDMATがこの病院にも到着しています。 担当者に話を聞いたところ、「我々のミッションは診療を止めないこと。ベッドの空きも少なくなってきているが、今後、治療が必要な患者が増えたとしても受け入れる」と話されていたのが印象的でした。 一方で、このDMATは、5日朝、穴水町から25キロほどの七尾市を出発してこちらに向かいましたが、道中、地震の影響で割れた道路を補修する工事の影響で長い渋滞ができていたため、ここまで4時間以上かかりました。 私も七尾市から同行していたため、支援をするにも思うように支援が届かない様子をまさに目の前で体験することとなりました。 穴水町では先ほどから小雨が降っています。病院の近くでも土砂崩れが起きていて、今後も二次災害に注意しながらの支援活動となります。