音楽フェス「頂」 ファイナルが開幕 静岡県営吉田公園できょうまで
野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)が1日、吉田町の県営吉田公園で始まった。2日まで。「最高の音楽を最高のシチュエーションで」とのコンセプトで2008年に始まった同フェスは今回で幕を閉じる。 4人組バンド「ASOUND(アサウンド)」がオープニングを飾り、スローテンポなレゲエナンバーを中心に披露した。来場者は初夏の日差しと爽やかな潮風を受けながら、思い思いに体を揺らした。これまでも出演を重ねてきたエゴ・ラッピンの演奏で会場の熱気は最高潮に達した。 今年で7回目の来場という会社員の藤田大輔さん(35)=横浜市=は「誰もが自由になれる極上の空間。頂は人生の中で最も大切な時間の一つだった」と話した。 頂は日本平ホテル(静岡市清水区)で初開催され、11年から吉田公園に会場を移した。毎夏2日間、全国から延べ1万人以上が集まる。環境への負荷が低いバイオディーゼル燃料で必要な電力を賄う取り組みを続けている。
静岡新聞社