毎日「レトルトカレー」を食べています。カレー好きなので苦ではないですが、自分で作った方が節約になるでしょうか?
好きな食べ物を聞かれたとき、カレーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。1人暮らしの場合、時間や手間を考えると手作りカレーを作るのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。 そんなときに活躍してくれるのがレトルトカレーですが、費用面が気になる人もいるはずです。そこで今回は、レトルトカレーと手作りカレーのコストパフォーマンスを比較します。
レトルトカレーを1日1食食べた場合の年間費用
本記事では、レトルトカレー(180g)の値段を145円と仮定します。1ヶ月を30日間とすると、1ヶ月あたりの費用は145円×30日=4350円です。年間費用は145円×365日=5万2925円となります。
手作りカレーを1日1食食べた場合の年間費用
手作りカレーにかかる費用は、作り方や材料によって大きく異なります。本記事では、6人前のカレールーにかかる費用を500円、1食分の費用目安は約80円と仮定します。 1ヶ月を30日間とすると、1ヶ月あたりの費用は80円×30日=約2400円です。年間費用は80円×365日=約2万9200円となります。カレールーの購入場所によっては、より安く買えるところがあるかもしれません。 また、野菜などの材料が多くなればなるほど価格はかさみますが、一食あたりの費用が大幅に変動することはないでしょう。そのため、レトルトカレーよりも手作りカレーのほうが安く済む可能性が高いといえるでしょう。
1人暮らしはどちらを選ぶべきか?
費用面だけを考えると、レトルトカレーよりも手作りカレーのほうが安く済む可能性が高いことが分かりました。しかし、市販のカレールーは6皿や12皿などある程度まとめて作る必要があります。1人暮らしの場合は一度に食べ切れないことが多く、冷蔵保存や冷凍保存をする必要があります。 「うまく小分けにできない」「小分けにして冷凍するのが面倒」「衛生面が心配」などの問題が生じる可能性も考慮しなくてはいけません。また、まとめて作るとついつい食べ過ぎてしまう場合もあります。 手作りカレーのほうが安く済むからといって、一度にまとめて食べてしまったら節約にならないどころか体にもよくありません。食べる量のコントロールが苦手な人や、衛生管理をする自信がない人は、レトルトカレーを選んだほうが無難かもしれません。
自分に合った方法でカレー生活を楽しもう
作り方や材料にもよりますが、レトルトカレーを購入するよりも手作りカレーのほうが安く済む可能性が高いです。 しかし、1人暮らしの場合は食べる量のコントロールや保存がむずかしい可能性があり、レトルトカレーのほうがコストパフォーマンスが高いとは言い切れません。そのため、自分の性格や食べる量を考慮しながら、自分に合った方法でカレー生活を楽しみましょう。 出典 社会福祉法人 聖隷福祉事業団 保険事業部 ごはん1杯いくら? 節約しながら食事バランスの充実を 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部