高血圧と肥満を防ぐ!寒い季節に向けた質の高い睡眠のための3つのヒント
長すぎた残暑もひと段落。朝晩の気温がぐんと下がってくると、睡眠を取り巻く環境も変わってくるはず。 【写真】睡眠の質を高める10の食習慣 今回は睡眠の専門家に聞いた、気温が下がっていく中でも質のい睡眠を確保するためのアドバイスをご紹介。そのほとんどは、コストをかけずに実践できるものばかり。さっそく見ていこう! ※本記事は、イギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。 ▼睡眠の質が落ちると、健康にどんなリスクがあるの? 睡眠と減量は関連しており、寝不足が続くと代謝の乱れを引き起こすことが研究で示されています。これはつまり、平日の夜更かしと早起きの習慣が、たとえ週末に寝溜めをして睡眠不足を解消しようとしても、体重がなかなか落ちない原因である可能性を意味している。 もう一つ懸念すべき睡眠負債による問題は、心血管疾患や加齢に伴う病気への影響です。睡眠不足は、冠動脈疾患、高血圧、不整脈、糖尿病、肥満と結びつけられています。家族に心臓病歴がある人はとくに、睡眠を真剣に捉えることが重要です。
適切なパジャマと寝具を選ぶ
寝具メーカー「Get Laid Beds」の睡眠専門家であるデイジー・メイ医師いわく、布団は重ねて使うほど、パジャマは重ね着するほど暖かい。 「重ね着や布団を重ねることは、温かい空気を閉じ込めて冷気を遮断するうえで必須です。薄手のものを重ねるとその間に暖かい空気を閉じ込められることから、暖かさを保つ上では厚手のものを1枚使用するよりはるかに優れています」 「寝具やパジャマは綿やウールのものを選ぶと、暖かい空気をたっぷり閉じ込め、快適さを保つことができるでしょう。綿は体の熱を外に逃さず暖かさを持続できます。医学的な研究では、ウールの寝具は他の素材の寝具に比べて睡眠の質が25%上がることが示されています」
温かい湯船に浸かる
可能であれば、ベッドに入る前に温かい湯船に浸かるか、温かいシャワーを浴びよう。体温が上がり、筋肉をリラックスさせ、お風呂から上がって体温が下がるときにメラトニンの分泌が促進される。
目覚めたらカーテンを開ける
目が覚めたらすぐにカーテンを開けること。少しでも日光が入ると寝室にとってはメリットになることが多い。 「できる限り寝室に日光を取り込むべきです。日光が当たることで部屋の温度は上がり、寝る時間に快適な暖かさを確保する基盤を作ることができます。寒くなってきても、これで少しは電気代も浮かせられますよ」とメイ氏。