カクテル百貨の（左から）山川酒造の泡盛さんご礁３年３０度、久米仙酒造のウイスキーＯＫＩＮＡＷＡ　ＢＬＵＥ、多良川のラムＭＡＫＵＧＡＮ、まさひろ酒造のジンＯＫＩＮＡＷＡ　ＧＩＮ。

[ヒットのたまご]（249）沖縄物産コーディネイター　池村博隆 　沖縄カクテル百貨　馬良（バリョウ）亭は、今年7月にオープンしました。添石洋一店主の祖先は琉球士族で中国姓は「馬」。父の代まで名前に「良」が使われていたことからルーツである琉球・沖縄の文化の継承や産業の発展に貢献したいという思いを込め店名を「馬良亭」にしました。泡盛は沖縄の文化的財産で重要な産業だと考える添石さんは、泡盛の魅力や楽しみ方をどう伝えるか、日々研究しています。 【写真】祖先の琉球士族にちなんだ店名を付けた添石洋一店主 　3合瓶44種をテイスティングし独断と偏見で、すっきりやフルーティー、華やか、ふんわり、まろやか、こってり、香ばし、がっつり系に分類して並べた「泡盛の手引き」には「ナッツのような香ばしさとオイリーさを伴った香り」「口に含むとパッションフルーツのような香り、後からミルクのようなまろやかさに変化します」など一言コメントが付けられています。 　泡盛マイスターとして総理大臣賞の受賞歴もある添石さんの食文化へのこだわりや知見は深く、語り口調は立て板に水、落ち着いたトーンが心地よく、ソエイシワールドに引き込まれます。出張で来沖するお客さまのリピートも増え、泡盛ファンは確実に増殖しています。泡盛を知り尽くした沖縄カクテル百貨馬良亭でこよい1杯いかがですか。 　【メモ】那覇市久茂地3の9の6森家ビル3階。電話090（9488）8590。詳細はQRコードから。