“裏金疑惑”安倍派揺れる中…萩生田政調会長「立て直していくことも私の務め」若林正俊氏の葬儀であいさつ 宮下前農水相「信頼回復」 西村前経産相も参列
自民党の元国会議員で11月、死去した若林正俊さんの葬儀がしめやかに営まれました。一方、葬儀委員長を務めた宮下前農水大臣は安倍派の裏金疑惑について「信頼を回復しなければならない」と報道陣に述べました。また、自民党の萩生田政調会長は「立て直していくことも私の務めと信じ、この場に立っている」とあいさつした。
長野市出身の若林さんは1983年の衆院選で旧長野1区から自民党公認で初当選し1998年から長野県区の参院議員を務めました。 この間、農林水産相や環境相を歴任しました。
長野市で営まれた自民党と若林家の合同葬にはおよそ1500人が参列し、故人をしのびました。
長男の若林健太衆院議員は「大きな試練があるが親父の歩んだ姿勢を引き継いで信念をもって取り組んで参りたい」と述べました。
若林議員も所属する自民党・安倍派と二階派が政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受ける中、安倍派幹部の萩生田光一政調会長はー。 萩生田光一 自民党政調会長: 「今、私たちの政策グループの件で大変ご心配をおかけしている。健太先生、宮下先生とともに立て直していくことも私の務めと信じ、この場に立っている」
同じ安倍派で萩生田氏と葬儀委員長を務めた宮下一郎・前農水相は、終了後の取材に次のように答えました。
宮下一郎 前農水相: 「いかに信頼回復して、皆さんに訴えをできる状況に持っていくかも県連会長として重要。(自身や関係する人に捜査は及んでいない?)ありません」