CB鈴木悠仁(神村学園高/2年=神村学園中出身)は落ち着いた攻守でU-17日本高校選抜の勝利に貢献(Taro YOSHIDA)

[3.3 ヤングサッカーフェスティバル U-17静岡県ユース選抜 1-2 U-17日本高校選抜 草薙陸] 【写真】モナコが公開、南野拓実の“ブルーロック風ポスター” 　U-17日本高校選抜は終盤のオウンゴールによって1点を失ったが、試合を通して安定感の高い守備。184cmCB鈴木悠仁(神村学園高/2年=神村学園中出身)はゲーム主将のCB山田佳(前橋育英高/2年)とともにチームを後方から支え、フル出場で勝利に貢献した。 　この日は、強風の悪コンディション。鈴木は「即席チームだったので、声を掛け合ってやっていこうっていう風に思ってました」。神村学園高で新主将を務めるDFは、声でもチームをサポート。また、対人守備の強さを発揮し、落ち着いたビルドアップも光った。 　2-0から1点差とされて迎えた試合終盤には、DFライン背後を狙ってきた相手のシュートをブロック。高さと強さに加え、運動量も特長のDFは最後まで集中して走り抜き、勝利で80分間を終えた 　2月の九州高校新人大会予選リーグで負傷。決勝トーナメントでは全試合途中出場だったものの、ボランチの位置で迫力のある守備を見せた。強風雨下の準決勝で躍動するなど優勝に貢献。そこからコンディションを向上させてU-17日本高校選抜の活動に参加している。 「スカウトの方も多いですし、個人として成長する場にしたいなと思います。練習ではそこまで(状態が)上がらなかったんですけど、この試合ではやってやろうっていう気持ちがありました」。オウンゴールでの1失点こそあったものの、崩されての失点はなく納得の内容だったようだ。 　 　ただし、「悪くはないかなと思うんですけど、まだまだできてない部分がたくさんあるので、そこをもっともっと詰めていきたい」と語り、「リーダーシップだったり、ラインコントロールのところでまだな課題が試合で出るので、そこを夏までに上げていきたい」。チームとして日本一、個人としても高卒でプロ入りすることが目標。先輩FW西丸道人(現仙台)のようにU-17日本高校選抜の活動も成長、将来に繋げる。