SNSで注目【ビニール肌の特徴】ツルッとしたその肌、実は弱ってるかも!?
昨今、SNSなどでも注目を集める「ビニール肌」。ツヤがありそうな印象だから良いことなのかと思いきや、実は肌が出しているSOSサイン! 放っておくと、さまざまな肌トラブルの引き金になる可能性も。その特徴を紐解きます! 〈画像〉「ビニール肌」と「キメの整った肌」の違いは一目瞭然!
教えてくれたのは…慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長 銀座ケイスキンクリニック院長・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。最新の美容医療機器や治療法を自らの肌で試し、その経験と高い知識で皮膚の悩みに何でも答えてくれる美肌の救世主。わかりやすい説明でメディア出演も多く、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館刊)をはじめ切れ味鋭い著書も人気!
一見ツルッとして見える【ビニール肌】。実態は「キメが乱れて弱った肌」!
慶田朋子先生 ピカーンとしたツヤが特徴のビニール肌。パッと見、美肌のように思えますが、実はキメが失われた状態です。本来、皮膚の表面はツルツルではなく、立体感のある三角形のキメが規則正しく並んでいます。健やかな肌はきちんとキメの溝があり、均一にデコボコしていることで光を乱反射し、ふんわりした透明感を生み出してくれるというわけです。赤ちゃんの肌はフォギーに見えますが、あれが“キメ細かい美肌”の最高峰。キメが乱れて溝や凹凸がなくなると光をうまく乱反射できず、ギラッとした肌印象に。キメが失われた肌は、バリア機能が低下して角層内で炎症が起きていることも多いので、放置するのはキケンです!
キメの整ったふんわりフォギーな肌
ギラッとしたビニール肌 そもそも「ビニール肌」とは医療用語ではなく、はっきり定義づけされているものではないそう。そのため、「自分がビニール肌なのかもしれないけど、よくわからない!」という人も。
【ビニール肌の見分け方】キメの乱れは目視ではわからない!
慶田朋子先生 キメの状態を正確に見極めるには、マイクロスコープで最低20倍に拡大する必要があります。これは現実的ではないので、ビニール肌かどうかどうしても気になるのであれば、美容皮膚科で相談してみるのも一つの手。また、キメが乱れたビニール肌には下記のような特徴があるので、自身でもチェックしてみましょう。ビニール肌を引き起こす原因は、肌老化もありますが、間違ったお手入れや過剰なスキンケアが招いてしまっている可能性も高い。普段のケアを見直すことで、改善できることも多いですよ。